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お役立ち情報ノンアルコールドリンクに商機を見出す!

2021年06月04日

ノンアルコールドリンクに商機を見出す!

ノンアルコールドリンクに商機を見出す!

ストロングゼロ文学という言葉をご存知でしょうか。

2017年頃よりTwitterでは、名作文学に「ハッシュタグストロングゼロ」を登場させるツイートが「#ストロングゼロ文学」として流行し(インターネット・ミームの一種)、NHK「ニュースウォッチ9」にも取り上げられた
(Wikipediaよりhttp://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=3794002

ストロングゼロのアルコール度数の強さを面白おかしく表現したものです。

アルコール飲料市場では2017年~2020年にかけて、高アルコールの飲料が多く発売されました。
「コスパが良く、早く酔える」とブームにもなりました。

ところが、このコロナウイルス禍において、緊急事態宣言発令地域では酒類の提供が禁止されたり、長引くリモートワークで自宅での深酒が増えたり、飲酒に対する考え方が変わりつつあります。
(参考調査:株式会社カクヤス調査によると、テレワークをきっかけに飲酒量が増えたと答えた方は40%でした。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000022125.html

実際に飲料メーカーでは、低アルコール、微アルコールの商品が多数発売されています。「スロードリンク」「ドリンク・スマート」といったキーワードで適正な飲酒を啓発しているようです。(今まで、高アルコールの商品を販売しておいて、一体何なんだ…という気もしないでもないですが。)

最近では、「アサヒ ビアリー(0.5%の低アルコールビール)」、「オリオンビール ハードセルツァー(アルコール2% 低カロリー)」など、低アルコール飲料はリモートワーク下において今後も伸びていくと考えられます。

飲食店においても、このブームに乗るしかありません。

ノンアルコールメニューが少ないのであれば、新メニューを追加しましょう。
多くの飲食店では、アルコールメニューと比較して、ノンアルコールメニューは種類が少ないのが一般的です。
例えば、ノンアルコールカクテルメニューを拡充すれば、通常のノンアルコールドリンクよりも単価を高く設定することができ、利益率も高い商品となります。
単にソフトドリンクを混ぜ合わせただけのものではなく、フルーツを添えたり、シャーベット化したり、あえてシェイカーを使ったりと、映えるドリンクにすることで、お酒の飲めないお客様からもドリンクオーダーが取りやすくなります。

日経クロストレンドの調査によると、飲めない人はノンアルビールを飲まないことや、居酒屋のノンアルメニューに満足していないことが明らかになっています。
参考:激変! ノンアル市場 最前線(記事を最後まで読むには有料会員登録が必要です):https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00459/?i_cid=nbpnxr_parent

飲食店に限らず、これまでの常識に囚われず、新しいやり方で売上を確保する取り組みが求められています。これを機に是非一度自社のメニュー構成を改めて分析し、見直してみてはいかがでしょうか。

この記事の筆者

コンサルタント分才 敦史
大手広告会社にて、業界を代表する企業のマーケティング戦略、ブランド戦略推進に17年間従事し、中小企業診断士の資格取得をきっかけに新経営サービスに入社。 現在は、「地域ナンバー1のお店づくり」「ロイヤル顧客づくり」「選びたくなる理由づくり」をテーマに、飲食業のマーケティング支援、SNSマーケティング支援に取り組んでいる。 中小企業診断士/ブランド・マネージャー/ウェブ解析士

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