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お役立ち情報大人気SNS「Tik Tok」の活用事例とビジネスアカウントの作成手順

2021年12月10日

大人気SNS「Tik Tok」の活用事例とビジネスアカウントの作成手順

大人気SNS「Tik Tok」の活用事例とビジネスアカウントの作成手順

1.約3週間で総再生数1億回突破!日本マクドナルドの「#ティロリチューン」チャレンジ

日本マクドナルドは、デジタルネイティブ世代をターゲットとして、ワンコインで買えるお得なセットメニューの認知獲得と来店促進を狙ったハッシュタグチャレンジを実施しました。

「#ティロリチューン」チャレンジと呼ばれるこの企画は、マックフライポテトが揚がった時に鳴る“♪ティロリ ティロリ”という有名な音に合わせて、ダンスをしながら『500円バリューセット』を食べる様子を撮影する企画です。
この企画は、期間内で投稿された動画は5万件、総再生数は1億回を突破し話題になりました。

このプロモーションが成功した主な要因として、以下の2点が挙げられます。

①複数のインフルエンサーを起用し、インフィード広告からハッシュタグチャレンジへ誘導

※インフィード広告・・・閲覧中のアプリに掲載されているコンテンツとコンテンツの間に表示される広告
集客および販売促進に向け、同社が活用したのは、ハッシュタグチャレンジという、「Tik Tok」内でユーザーに企業コンテンツの作成・投稿を促す広告です。
「Tik Tok」の広告の中で最も人気が高く、この広告を活用する企業は日々増加しています。

ハッシュタグチャレンジは、「Tik Tok」内のおすすめフィードに掲載され、それを見たユーザーがチャレンジページから公式動画を真似た動画を作成・投稿する、という形で他のユーザーに拡散されていきます。

このハッシュタグチャレンジというSNS独自の広告を、「Tik Tok」のユーザーに対する影響力が強いインフルエンサーを起用して行うことで、短期間で大きな成果を獲得しています。

②消費者に親近感を感じさせ、「見たくなる動画」より「マネしたくなる動画」を投稿

今回の企画で用いた音源は、誰でも一度は耳にしたことがあるであろう、店内でマックフライポテトが揚がった時に鳴る「♪ティロリ ティロリ」という音です。動画を見なくても音を聞いただけで同社を想起できるようにすることで、消費者に対して親近感のある動画に仕上げています。
また、その音に合わせる振り付けの難易度も、あえて10分程の練習が必要なものを設計することでチャレンジ性を持たせ、多くのユーザーが「マネしたくなる動画」となり、驚異的なスピードで多くの反響を得ることができています。

 

2.東京都内3店舗にもかかわらず14万人のフォロワーを集めた「焼鳥どん」

「焼鳥どん」は、東京都内に3店舗を構える焼鳥屋さんです。
いわゆる“地元の焼鳥屋”である同店ですが、そのオーナーである日垣さんは「Tik Tok」に14万のフォロワーがいる有名人であり、あのダルビッシュ有投手が「焼き鳥屋なら焼鳥どんに行きたい」と投稿するほど、その存在が知られています。

同店が投稿する中で人気のある動画が「飲食店あるある」。
10万超の「いいね」がついた動画もあり、『ヒット動画が長くトレンドに入る、という「Tik Tok」の特徴によって、フォロワー数が一気に伸びた』と言います。

同店のプロモーションが成功した要因は「決めたテーマに沿って、継続して投稿し続けたこと」。
同店の場合は「飲食店あるある」という、飲食店従事者やアルバイトが共感できるコンテンツを継続的に発信することで、動画の再生数アップに繋がっています。
また、「人」にスポットを当てたコンテンツを発信することで、「あの人に会いに行きたい」という感情を醸成したことも、集客力アップに繋がった要因と言えます。

 

3.「Tik Tok」のビジネスアカウントの作成手順

①「Tik Tok」をダウンロードする

まずは、App StoreまたはGoogle PlayストアからTikTokアプリをダウンロードします。
ダウンロードができたらアプリを開き、下にあるメニューバーの「マイページ」をタップし、「登録」をタップします。
「電話番号」「メールアドレスもしくは登録済みのSNSアカウント」を入力すれば登録完了です。

②ビジネスアカウントを設定する

「Tik Tok」アプリ内の「マイページ」の右上にある「…」をタップします。
次に「アカウント管理」をタップして「プロアカウントに切り替える」オプションから「ビジネス」を選択します。(プロアカウントは無料で設定可能)

自社のビジネスに最適なカテゴリーを選択すると、カスタマイズされたコンテンツやイベント、ソリューションが使用可能となります。

これで、「Tik Tok」の初期設定が完了となります。

③コンテンツを作成し、ユーザーに情報を届ける

「Tik Tok」のクリエイティブツールを活用してコンテンツを投稿したり、製品やサービスに関する情報を発信することができます。

 

※参照)
《公式》Tik Tokのビジネス(企業)アカウントとは?概要と作成方法をスクショ付きで解説
(https://tiktok-for-business.co.jp/archives/5907/)

この記事の筆者

コンサルタント大園 羅文
「中小企業の経営を支えたい」という志を持って新経営サービスに入社。 「社員が躍動する組織づくり」をモットーに、そして、顧客企業の理想をカタチにするべく、1社1社に深く入り込みながら支援するコンサルティングは顧客企業からの信頼も厚い。

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