お役立ち情報コロナウイルス禍におけるサービス向上施策~マスク編~
2020年12月18日
株式会社リクルートライフスタイルが運営するHOT PEPPERグルメ外食総研にて、興味深い調査がされていました。
<飲食店利用時に衛生面で自ら行う対策や最近の外食時の印象を調査>
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/09/RecruitLifestyle_ggs_20200923.pdf
本調査では、飲食店利用時にどんな点に気を付けているかを約1万件の首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女に聞いたものです。
詳細は上記URLをご覧頂ければと思いますが、本調査から飲食店のサービス向上につながる施策について考えたいと思います。
飲食店の店内でどこにマスクを置くか?
Q.飲食店で外食する際、店内でマスクの置き方・置き場に迷うかどうか
という質問について、飲食店の店内でのマスクの置き方・置き場に「迷う」人が58.3%。という結果でした。
筆者自身は、マスクコード(https://zozo.jp/shop/rockymonroe/goods/52950631/)を利用しているため、特に困ることは無いのですが、約半数以上の人がマスクの置き場に困るようです。
自分が身に着けていたものとはいえ、素手で触ったり、机の上に置いたりすることは、気分の良いものではないですね。
では、実際にどこに保管しているかというと、最多は「カバンやポーチなどにしまう」が42.1%、2位は「ポケットに入れる」が24.7%、3位は「テーブルやカウンターの上に置く」が15.6%という結果でした。
コロナウイルス対策という観点から見ても、テーブルやカウンターの上に置くことは、望ましいものではありません。
マスクの置き場に悩ませることなく、感染対策とサービス向上を実現する
有名なところで言えば、サイゼリヤは「しゃべれるくん」という食事用マスクを全店舗に配布しています。
<ニュースリリース>食事用マスク「しゃべれるくん」使用のお願い>
https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf000805.pdf
マスクをつけながら飲食することになりますので、感染対策効果は高く、政府の提唱する「マスク会食」にも則っています。
筆者自身、実際に利用してみたのですが、食べづらいのが難点です。
そこで、テーブルやカウンターに置くことなくマスクを保管するための商品を店舗に置く飲食店も少ないながらも増えています。
<マスクセーブ>
https://www.mask-save.com/
白無地であれば、500枚入りで2,750円、1枚当たり5.5円となります。
印刷サービスを利用すれば、店舗独自のマスクケースとして使うことも可能です。
現時点では、多くの飲食店が実施している施策ではないので、こういったサービスもまた口コミを呼び、満足度向上につながることでしょう。
料理の美味しさの前にコロナウイルス対策の徹底が見られる時代へ
これまでの飲食店では、おいしい料理、素敵な空間、料理の値段が重視されていましたが、ウィズ・アフターコロナの世界では、コロナウイルス対策の徹底が顧客評価の第一となってきます。
密な空間やアルコールスプレーが常備されていない空間では、安心して食事を楽しむことができません。
売上増加が見込みづらい環境下で、コロナウイルス対策に必要なパーテーションの設置やアルコールスプレーの費用は安くありません。
しかしながら、今ここで顧客離れを起こしてしまっては元も子もありません。ワクチンが供給され、コロナウイルスが脅威とならない時代までウィズコロナの精神でともにこの状況を乗り切っていきましょう。