お役立ち情報飲食店にホームページは必要?不要?
2022年03月15日
ネットが普及した今、利用者の多くは飲食店を探すとき、「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」といった大手ポータルサイトを利用してレビューや口コミを参考にした上でお店を選んでいます。
実際に、飲食店の経営者の方からは、ポータルサイト・口コミサイトに登録しているのでホームページは必要ないという声をよく聞きます。
では、ホームページは飲食店にとって必要か不要かについて考えてみたいと思います。
他業種と比較すると重要性は低い
前述の通り、利用者の多くはポータルサイト・口コミサイトを参考にしてお店選びをしていることは間違いありません。また、その手軽さからSNSを利用して情報発信している飲食店も多くなっています。
そのため、実際にホームページの重要性という意味では、他の業種と比較した場合には低いといっても良いかもしれません。
情報の即効性では、SNSに劣るでしょうし、集客力では、ポータルサイトや口コミサイトに勝るのは難しいといえます。
ターゲットは意識の高い利用者
では、飲食店のホームページを訪れる人はどのような方でしょうか?
それは、非常に意識の高い方だといえると思います。
どのようなコンセプトなのか、雰囲気はどんな感じなのか、こだわりは?シェフ・店長はどんな人?など、より深い情報をお店選びの選択肢に入れている人でしょう。
飲食店がホームページを作る際、ターゲットとして、そのような人を設定して設計することで、ポータルサイトや口コミサイトとは違った顧客へのアプローチが可能になります。
短期的な集客だけではなく、飲食店をしっかりと調べる利用者に向けて、お店のより深い情報を提供していくことで、お店のイメージ向上、ブランディングにつなげて行くことが、飲食店のホームページの役割になるのではないでしょうか。
飲食店ホームページへの主な流入経路
1.ポータルサイトや口コミサイトからの流入
例えば、京都駅周辺で居酒屋を探しているとします。まず多くの方が、「京都駅 居酒屋」のように、「地域名+種別」で検索します。実際に検索すると、1ページ目はほぼポータルサイトや口コミサイト等のグルメサイトの情報が占めています。グルメサイトの情報を見た利用者が、もっと詳しく調べたいと思ったときに、ページ内のリンクからホームページを閲覧しに行きます。
2.GoogleMapからの流入
Googleで同様に検索した場合、マップ情報が通常の検索結果の上に表示されるため、利用者の目に留まりやすく、大きな流入元になると考えられます。
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3.Twitter・Instagram等のSNSからの流入
SNSはその特性上、新規のお客様獲得よりも、既存のお客様に来店を促すことが主な利用方法となります。
新規の客を増やすというよりは、既存客に来店を促すのが主な目的となるでしょう。また、定期的な更新も必須です。更新が滞るとお店が潰れたと思われかねないため、常に新しい情報を載せる必要があります。
目的をもってホームページを運用する
ホームページは公開して終わりではありません。しっかりと目的をもって運用し続けていくことがとても大切です。
前述のとおり、情報の即効性では、SNSに劣るでしょうし、集客力では、ポータルサイトや口コミサイトに勝るのは困難です。
お客様に何をお知らせしたいのか、どうしてほしいのか、を明確にした上で、SNSやポータルサイトと併用して、効果の上がるホームページを目指しましょう。