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お役立ち情報コロナ禍の今、大ヒットしている“変わり種”のテイクアウト商品とは?

2021年09月23日

コロナ禍の今、大ヒットしている“変わり種”のテイクアウト商品とは?

コロナ禍の今、大ヒットしている“変わり種”のテイクアウト商品とは?

1. コロナ禍で加速度的に増える「テイクアウト需要」

飲食店への営業時間短縮要請によってコロナ禍前のような外食が難しいなか、テイクアウトの需要が加速度に増えています。

覆面調査・ミステリーショッパーサービス「ファンくる」を運営するROIが2021年3月に実施した調査によると、コロナ禍で飲食店のテイクアウトを利用したことがある人は全体の89%にのぼり、また「今後も継続して、テイクアウトの利用を続けますか?」の問いに「積極的に続ける」「続ける」と回答した人は全体の62%と、2020年12月に実施した同調査と比較して14%も増加しています。

また、テイクアウトの目的や用途として、家族と一緒に食べる人が61%、1人での利用が20%、利用率としてディナータイムが40%、ランチタイムが39%と、自宅やオフィスなどで気軽に食べられるテイクアウトの需要が高く、この傾向は今後も継続して見られると思われます。

今回のコラムでは、コロナ禍で高まるテイクアウト需要の中でも大ヒットしている“変わり種”のテイクアウト商品を紹介します。

 

2. 発売から僅か3ヶ月で800万食を突破した、丸亀製麺の「うどん弁当」

讃岐うどんチェーンである丸亀製麺は、2021年4月中旬からテイクアウト商品として「うどん弁当」を売り出し、発売から僅か3ヶ月で800万食を突破しました。

コンビニを中心に、今までも販売されていた「うどん」でしたが、「常に手作り・できたてを提供すること」をコンセプトとしていた同社は、店舗で作ったできたての麺やだし、天ぷらを「うどん弁当」として提供することで、今までありそうでなかったテイクアウト弁当として、他社との差別化を実現しました。

その結果、売上高に占める持ち帰り商品の比率は、この1年で1%未満から約15%まで増えたそうです。

また、2021年4月の既存店売上高は、外出自粛が徹底された昨年4月から84%増と急回復しただけでなく、コロナ前の一昨年4月よりも増加するという大成功を収めるなど、同社における新たな収益源となっています。

 

3.ロッテリアの「溶けにくい出前クリームソーダ」

ハンバーガーチェーンのロッテリアでは、2021年4月22日より、デリバリー用のフロートドリンク「出前クリームソーダ」を東京都内の16店舗において販売を開始しました。

アイスクリームは非常に溶けやすいため、テイクアウトとして不適合な商品に思えますが、同社グループが開発した「溶けにくいアイス」を採用することで、この問題を解決しています。

同社がテイクアウト商品としてクリームソーダを企画したのは、国内における根強いクリームソーダ人気が挙げられます。クリームソーダは、昔ながらの喫茶店で提供される飲み物のため、年配の客層からの人気が高いだけでなく、近年若年層に人気の“昭和レトロ”を感じさせるため、老若男女を問わず魅力があるのです。

その結果、販売好調店舗では当初目標の2.5〜3倍の売れ行きとなり、また提供範囲外の地域から多くの問い合わせも寄せられるなど、大人気のヒット商品となりました。

 

4.3ヶ月で100万食を突破した、やよい軒の「おうち定食」

全国に約370店舗を展開するやよい軒も、2021年4月からテイクアウト商品として「おうち定食」を販売し、3ヶ月で100万食を突破しています。

おうち定食は、一汁三菜の定食スタイルで提供しており、健康面を意識する様々な客層をターゲットに販売することで、老若男女問わず幅広い購買者から人気を集めています。
また、特に夜の売上が好調で、今では、同社全体の売り上げの15%を占めるほどに成長しています。

 

テイクアウト需要が増えたことで、商品が多様化している昨今。

自社の強みや客層・ニーズを踏まえた商品戦略が、テイクアウト商品をヒットさせる重要ポイントと言えます。
ぜひ、ご参考ください。

この記事の筆者

コンサルタント大園 羅文
「中小企業の経営を支えたい」という志を持って新経営サービスに入社。 「社員が躍動する組織づくり」をモットーに、そして、顧客企業の理想をカタチにするべく、1社1社に深く入り込みながら支援するコンサルティングは顧客企業からの信頼も厚い。

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