お役立ち情報飲食店がよく分からない“DX”を使って解決できることって何?
2021年08月27日
飲食店とデジタルトランスフォーメーション
「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)では、全国の飲食店経営者を対象として、DXに関するアンケート調査が実施されていました。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、経済産業省では
“企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。”
と定義されていますが、ざっくり簡単に言うと、データとIT技術を活用して、既存ないしは新規事業に良い影響を与えていきましょう。という認識で問題は無いかなと思います。
アンケート調査の詳細は下記のURLからご確認ください。
(https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20210708)
この結果の中で私が驚いたのは、“デジタルツールで解決したいと考えている経営課題”の回答結果です。
この回答では、“解決したい経営課題がない”と答えた方が、なんと57.9%と最多の回答結果でした。
政府もDX(デジタルトランスフォーメーション)投資促進税制の創設(https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2021/pdf/zeisei.pdf)をしたり、報道などでもDXの文字を見ない日は無かったりと、デジタル化の波はすぐそこまで来ているにも関わらず、飲食店はその波にうまく乗れていないように思います。
デジタル化でできること
そこで、詳細な技術、原理などは省きDXに取り組めばこんなことができる!ということを箇条書きでご紹介していきます。ただし、書くは易し行うは難しで、相応のコスト(時間・お金)がかかります。
【省人化ができる!】
- AIで過去の来店客数データを学習させることで、適正なシフトを組むことができ、人件費の削減ができる
- 無人レジ、無人オーダーシステムを導入することで、ホール人員を省人化できる。大規模店の場合は、配膳ロボット(例:焼肉きんぐ、がんこフードサービス)を導入すればさらなる省人化も可能に。
【利益率向上ができる!】
- AIに気温、季節、オーダー種類などを学習させることで、翌日のオーダー傾向が予測できる。それによって、受発注の効率化と食材ロスを減らすことができ、利益率が向上する
- 予約システムを導入し、自動で前日の確認メールを送信し、予約の無断キャンセルを防止でき、食材ロスの防止につながる。
DXに怖がらずに飛び込んでみよう
いかがでしたでしょうか。やや、良い面だけをお伝えしたような形になってしまいましたが、AIやDXは大手飲食店だけの話だけではなく、1店舗経営の飲食店であっても身近になってきています。システムによってはIT導入補助金を活用することで、導入費用なども抑えることが可能です。
筆者自身は、AIPA認定AI・IoTシニアコンサルタントとして、中小企業様にAIやIoT導入の水先案内人として様々な企業で支援を行っています。
DXやデジタル化に興味がある!だけどよく分からない、何から進めていいか分からない場合はぜひ一度ご相談ください。
何が分からないか分からないところから、一緒に形にしてきましょう!